自立した女性を心に描いては見るものの、現実からは程遠く、悶々と過ごした30代後半、不動産業界にいた姉の勧めで、宅建士資格を取得したことにより、私の人生は大きく変わりました。

 

それまでは、いつも夫の背中に見え隠れする生き方をしていた私ですが、いつの日か自分のキャリアを活かして、堂々と自分の名刺を渡す自分を夢見る様になりました。

 

宅建士資格を取得した後、縁あって事務職のパートで現在の建設会社に勤務しておりましたが、前任の営業所長の解任～次々と入れ替わる社員を目の当たりにし、さすがにパートでありながらも営業所の存続を心配しておりましたのですが、そんな折トップから、「正社員として営業第一線でやってくれないか」と思いもよらぬお話を頂いたのです。

 

それは、私にとって人生の一大事でした。

 

当然のごとく、「果たして、私にできるのだろうか」という不安はありましたが、一方で「このチャンスを逃したら、私は一生後悔するに違いない」と思いました。

 

押し寄せる不安を振り切って、生活を支えていたいくつもの収入減をすべて手放し、自らを背水の陣に追い込み一念発起。
 

一人の女性として、妻として、母として、手探りの日々が始まりました。

毎日が自分との葛藤、自分との戦いでした。

 

早いもので、あれから20年という歳月が経過し、いつの間にか地域でも有数の建設会社としてその基盤を確固たるものとする事ができました。

 

そして、おかげさまで2014年8月末を以て、その任務を後継者に委ねる事ができ、今は兼ねてから希望しておりました社員教育の分野にて新たな任務に励む日々となりました。

 

この20年間で、自分を信じる事、人を理解する事、調和する事、感謝する事、そして、目の前の人を愛する大切さをテーマとした最高のストーリーを、最高のステージで、ヒロインとして演じきることが出来ました。

 

今後は、自分を何とか変えたいと思っている人や、心から応援し合える仲間が欲しいと思っている人を対象に、強い決意で歩み続けた私の人生経験を踏まえ、今このタイミングでたどり着いたフロー(ご機嫌)で生きる大切を伝えながら、お互いの輝きをワクワクしながら見守っていけるような仲間づくりを目指します。